寄付をしよう、と思い立ったとき、どの団体に寄付しようか迷う方も多いのではないでしょうか。
実際、日本にはNPO法人だけでも50,841件あると言われています。(内閣府NPOホームページより)
また、いざ寄付をする団体を決めても
- その団体が信頼できる団体か
- 寄付したお金がきちんと使われているか
- 退会したいと思ったときに引き止められたりしないか
など、心配なことも多いと思います。
こちらの記事では
- 寄付する団体の選び方
- 活動内容のジャンルを超えておすすめしたい団体3つ
- 信頼できる団体の見極め方
- 寄付を始めるときの注意点
をご紹介します。
〈おすすめの団体〉
寄付先を選ぶのに一番大切なのは、あなたがその団体が行っている活動に共感できるかどうかです。
- 活動内容
- 活動している地域
- 寄付金額
- 寄付をしてくれた人への特典
など、それぞれの団体で異なります。
こちらの記事や関連記事、公式ページを確認して、ご自身に合った団体へ寄付をしてみましょう!
ワールド・ビジョン | 月4,500円〜 (確定申告を行うと月2,770円〜、 東京都・神奈川県民の場合月2,340円〜)
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カタリバ | 月1,000円〜
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WWF | 月500円〜
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おすすめの寄付先3選
ワールド・ビジョン
名称 | 認定NPO法人 ワールド・ビジョン・ジャパン |
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設立 | 1987年 |
活動内容 |
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支援者数 | 49,381人 |
寄付金額 | 月4,500円〜 (確定申告を行うと月2,770円〜 東京都または神奈川県にお住まいの方は月2,340円〜) |
- 世界の貧困問題に関心がある
- 活動実績が長く、世界中で活動している団体に寄付がしたい
- 支援している人や、他の支援者とのつながりがほしい
ワールドビジョン@WorldVisionJPN でチャイルドスポンサーしてるインドネシアの男の子から手紙。なんと、将来の夢は「TNI」インドネシア国軍に入りたいらしい!(^^)なんか複雑!!笑笑。まぁ。良いよね。立派だ!頑張って!こんな可愛い子が軍隊に入るのが夢と言わないでもよい平和が訪れてほしい。 pic.twitter.com/Te1NHBfsmY
— 代表取り締まらない役 川上HIRO |20校舎め準備中の塾経営EIMEI|志高く|親バカ (@hirokikawakami) September 13, 2021
ワールド・ビジョンは、貧困・紛争・災害などの厳しい環境で生きている子どもたちを支援する活動を行なっている、国際NGO団体です。
東京都から認定NPO法人の法人格も取得しており、寄付金控除も受けられます。
チャイルド・スポンサーシップと呼ばれる、1人の支援者(スポンサー)に1人の子ども(チャイルド)を割り当てて寄付をする、という方法をとっています。
チャイルド・スポンサーシップでは
- チャイルドと手紙で交流できる
- チャイルドが住んでいる地域に訪問することができる
(現在は新型コロナウイルスの影響で中止)
と、チャイルドと交流することができるため、つながりを実感することができます。
また、ワールド・ビジョンは、スポンサーのみが入れるfacebookグループがあります。
そのため、スポンサー同士の交流もできるため、安心して寄付をすることができます。
カタリバ
カタリバ公式ページより引用
名称 | 認定NPO法人 カタリバ |
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設立 | 2001年11月1日(2006年9月21日に法人格取得) |
活動内容 |
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支援者数 | 約10,000人(企業を含む) |
寄付金額 | 月1,000円〜 |
- 日本の子どもの教育に関心がある
- 活動実績が長く、安心して寄付できる団体がいい
- 支援している人や、他の支援者とのつながりがほしい
【収支報告】 今春、ホールツアーで行いました『いきなり🎸リクエスト』。こちらの収益金の合計から経費/人件費などを引いた
861,617円
を、NPO法人カタリバさんに寄付いたしました
ファンの皆さまに、カタリバさんから感謝状もいただきましたのでこちらに。
沢山のリクエスト、ありがとうございました pic.twitter.com/OqifdORD20— スガ シカオ (@shikaosuga) September 19, 2019
先日発売したお鍋の新メニュー2品は、収益の中から1食あたり20円を、認定NPO法人カタリバへ寄付いたします。
カタリバでは、被災地の子どもたちの学習を支援する活動などを展開。
大戸屋は2014年よりこの寄付を通じて、カタリバの活動と子どもたちを応援しています📣https://t.co/mwEVSSxT7K pic.twitter.com/DEpkEgsZll— 大戸屋ごはん処【公式】 (@Ootoya_Gohan) January 10, 2021
カタリバは、東京都を中心に日本の子どもの教育を支援する活動をしている団体です。
東京都から、認定NPO法人の法人格も取得しており、寄付金控除も受けられます。
- 全国各地で出張講座を行う
- 地方のNPO法人や教育機関と合同で不登校・災害で被災した子どもたちの教育支援を行う
など、その地域の教育問題に合わせた活動も行なっています。
また、企業や著名人からの支援も多く受けており、信頼できる団体です。
WWF
名称 | 公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン) |
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設立 | 1971年9月22日 |
活動内容 |
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支援者数 | 約43,000人 |
寄付金額 |
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- 環境問題・野生動物の保護に関心がある
- 活動実績が長く、安心して寄付できる団体がいい
- お子さんが動物や自然が好きである
WWFのお家で遊べる子どもむけ教材がなかなか良い。かくれんぼ楽しいよ↓
息子のお小遣いの一部はWWFに寄付してます。#金銭教育 #マネー教育 #おうち遊び https://t.co/RQtWg2e5Pj pic.twitter.com/VRnmnAtC5B
— あん📕手作りおもちゃ本出たよ (@n_annlee321) May 28, 2021
WWFは、世界各国で環境問題・野生動物の保護する活動をしている団体です。
内閣府認定の公益法人のため、寄付金控除も受けられます。
また、企業や著名人からの支援も多く受けており、信頼できる団体です。
さらにWWFは
- ユース会員(19歳以下):年3,000円
- ジュニア会員(15歳以下):年1,500円
- と、子どもたちでも寄付ができる仕組みもあります。
- また、
- 横浜動物園 ズーラシア
- 鴨川シーワールド
- 新江ノ島水族館
など、全国27ヶ所に会員割引施設があるという、嬉しい特典もあります。
どこに寄付をしたら良い?
共感できる活動を行なっている団体
- 世界の子ども(貧困・紛争・難民支援)
- 世界の女の子(人身売買など)
- 日本の子ども(教育支援・貧困家庭への支援)
- 日本の災害
- 食料問題
- 動物の保護(野生動物・捨て犬などの保護)
- 森林の保護
- 難病支援(患者の支援・病気の認知・治療法の開発援助)
上記のように、社会にはさまざまな問題があります。
- その社会問題のニュースを見ると心が痛む
- 自分ができることはないかな?
このように考え、ご自身が気になる社会問題があると思います。
これらを解決するために活動する団体を調べて、さらにその活動に共感ができれば、寄付する団体を選びやすくなります。
社会の役に立てたと実感できる団体
寄付は、社会問題を少しでも解決したい、と思ったときに行います。
そのため、ご自身が寄付したお金が団体を通して、社会に貢献できたと感じることができると、今後も寄付を続けたい、という気持ちになります。
そのため、その団体が行なった活動を報告してくれたり、どのように改善されたかを定期的に報告してくれる団体を選びましょう。
こちらの記事で紹介している3つの団体は
- 定期的に、機関紙などの活動報告書が送られてくる
- 支援先との交流ができる
など、寄付をしてくれた人への報告が行われています。
つながりを感じることができる団体
寄付は、ボランティアなどの社会貢献と違い、自分で決めて1人で寄付を続けることができます。
ですが
- 支援者やそれ以外の人たちとの交流(ワークショップの開催)
- 支援者同士でコミュニケーションが取れる(支援者を招いた定期報告会の開催)
など、自分と同じように寄付をしている人、問題意識を持っている人たちと交流することで、より寄付をした満足感や幸福感を実感できます。
寄付を始める際は、SNSや報告会などで交流できる機会のある団体に寄付することをおすすめします。
信頼できる団体の選び方は?
活動内容に共感できた上で、信頼できる団体かどうかも見極めることが大切です。
この記事で紹介している3つの団体は、以下の5つの要件を満たしています。
定期的に活動報告がされているか
定期的に活動報告がされている、ということは寄付したお金を活動資金に使っているか、ということです。
団体は、支援者から大切なお金をいただいています。
年に1度の決算報告書だけでなく、日々の活動を細かに報告するほうが、きちんと活動を行なっている団体である、というアピールになります。
また、ホームページやブログ、メルマガ、SNSなどが定期的に更新されているかも重要です。
働いている人の顔が見えているか
寄付を集めている団体は、きちんと活動していても「怪しい」などど言われることが多々あります。
- 公式ページで代表者や働いている人の名前が載っている
- 公式ページで代表者や働いている人の写真がある
- 実際に働いている人と対面で会う機会がある
- TVへの出演や雑誌の掲載歴がある
など、きちんと活動している団体ほど、不信感を取り除くために掲載している傾向があります。
問合せをした時に情報を公開してくれるか
- 電話
- メール
- 公式ページからのお問い合わせ
- SNS
などへの問い合わせに、返信があるかどうか、こちらが知りたい情報をきちんと説明してくれるかも、活動を行なっているかの指標になります。
例えば、ワールド・ビジョンに寄付の引き落とし日に関する問い合わせをしたところ、3日で返信がきました。
法人格を取得しているか
- 一般社団法人、一般財団法人
- 公益社団法人、公益財団法人
- NPO法人(特定非営利活動法人)
- 認定NPO法人
といった法人格を、寄付を集めている団体は取得していることが多いです。
必ずしも、法人格をもつ団体ではないと寄付をしてはいけない、ということではありません。
法人格を取得していなくても、きちんと活動を行なっている団体もあります。
しかし、法人格を取得しているということは、都道府県などから認められている団体です。
そのため、社会的に信用されているという証拠にもなります。
さらに、認定NPO法人になると
- 総収入に占める寄付割合が20%以上
- 3,000円以上の寄付者が年平均100人以上
などの制約があるため、より多くの人から寄付金を集めている実績のある団体、という指標にもなります。
お金の流れがはっきりしているか
法人格を有している団体は、毎年決算書を出しています。
公式ページで、毎年の決算報告書が閲覧できるか、なども信頼できる団体を見極める上で重要になります。
寄付を始めたときに注意すること
寄付は無理してすることではない
寄付は、生活をする上で必ずしなければいけないものではありません。
そのため、ライフスタイルの変化などで寄付への出費が難しくなった場合、無理にする必要はありません。
退会するときの方法を調べておく
「一度寄付を始めると止められなさそう」と心配されるかもしれません。
そのため、寄付を始める前から退会手続きを調べておくことをおすすめします。
団体側の手続きの関係上、退会には時間がかかることも多く、止めようと思ってもすぐ引き落としが停止することは少ないです。
事前に調べておくと、いざやめようと思ったときに時間がかかることが分かっているので、早めに退会手続きに臨むことができます。
確定申告を行う
認定NPO法人、公益社団法人などの法人格を持つ団体は、寄付金控除が受けられます。
寄付金控除は、確定申告を行うことで、所得税が還付されます。
寄付で、社会貢献をする喜びを知ろう
おすすめの団体3つをご紹介しました。
さまざまな種類の団体が存在しますが、一番大切なのはご自身がその団体の活動内容に共感できるかどうかです。
今回ご紹介した3つの団体の資料を請求したり、公式ページや当サイトでの記事を確認して、その団体のことを調べてみましょう。
調べていく中でご自身が最も共感した団体に寄付する、そうするとその団体からの活動報告や支援先の人たちとの交流が、より特別なものになります。
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